『 ベスト!モーニング娘。2 』 を聞いた。
↓印象に残った部分なんぞを。
【 Do it! Now 】
Do it! Now 。それは旅立ちの歌。
カクゴするのは簡単だった 夢がそこにあったから
喪失の悲しみと未来への期待感が真正面から明快に絡み合いながら重奏を奏でる名曲。この曲に関して未だに喪失感の方により多くの比重があるというのは、やっぱ懐古主義者なのかなオイラは?
【 ここにいるぜぇ! 】
未曾有の喪失劇の後に彼女たちは声高に宣言する。
I'm here 今ここで叫ぶぜ
体裁も見てくれもない、独りよがりの存在確認そして充足。言ってみれば 「 メチャクチャ 」。それでもそのメチャクチャさは何故か我々に不思議な安心感を与えてくれる。私たちは何故か彼女たちのメチャクチャさを素直に真正面から信じ抜くことが出来る。
....うんうん、この流れは相変わらずなんか泣かせる。ウルっとくる。
これにさらに、
【 愛あらば IT'S ALL RIGHT 】
が続くと、もうホント涙チョチョ切れモードに入る。
その場の勝利よりも 本当に凄くなろう
彼女たちは本物になりたいと言っている。 彼女たちが目指すところの 『 本物 』。 それが一体何であるのかというのは私たちには分からない。でも単なる1アイドルグループの存在が私たち一人一人の「 情 」 の部分に訴えかけてくる何かがあるという時点で、彼女たちはもう十分に本物なんじゃないかと思う。「 愛があればそれだけで十分 」。そんな奇麗事すらも、何故か真正面から素直に受け止めることが出来てしまうという不思議。マジック。
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いやね、この一連の流れだけでもう十分にヒックヒック来てたんですけどね...
アルバムだと、聞き慣れた一つ一つの楽曲が奇妙な融合を始めて、シングルオンリーでは出しえなかった新たな世界観っていうのが、ものの見事に構築されてしまうんですよねぇ...
昨今の色々な事象を重ね合わせたりして聞いてみるとこれがホントにもう...
でね、ひと通り聞き終わった後で歌詞カードなんかをツラ〜っと見てたんですけどね..
これがまたなんつーか...
オイラが泣けてくる理由っていうのが、歌詞カードとCDケース裏面のデザインとガッチリシンクロしているように思えたんスよねぇ...↓
( お手元に歌詞カードとCDケースのご準備を )
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長旅を続けてきた彼女たちは、やっとのことで安全な広場へと辿り着く。
彼女たちはそこに自分たちの居場所を見つける。危険もほとんど無くて周りでは草花たちが穏やかに微笑む。そんな居心地の良い、憩いのスペースだ。
彼女たちは手にした武器を置き、或いは鮮やかな草花を見て無邪気に微笑み、或いは日向ぼっこをしてノン気なアクビなどを浮かべる。
―― 永遠に続くかのように思われる、優しい時間。
ところが暫くするとなっちは右手の小道へ、ごっちんと圭ちゃんは左手の小道の方へと静かに去って行ってしまう。
三人は群れを離れて、一人旅を始めようと決意したのだ。
やがて三人が姿を消したことに気が付く他のメンバー。
一人また一人と群れを去っていく悲しみに、驚きの声を上げ、また或いは止めどない涙を流す者もいる。
共に旅を続けてきた者との突然の別れ。彼女たちが嘆き悲しむのも無理はない。
彼女たちの涙は容易に止まることはない。
しかしひとしきり涙に暮れるとどうだろうか。残されたメンバーは誰からとも無くその手に再び武器 (マイク) を持って、新たな旅の準備を始める。
そして残されたモーニング娘。は再び戦いの旅を始める。
共に手を取り合って、不確かな未来への道を切り開いて行く。
そのスペースから去っていった三人と同じように、いつの日か彼女たちもまた、細くて先の見えない小道をたった一人で歩き始める日が来ることだろう。
そこにはもう助けてくれる仲間は側にはいない。自分で悩み、自分で考え、自分で困難を乗り越えていかなければならない。
或いはその先に凶暴な敵が待ち受けているかもしれない。 或いはその先に危険な断崖絶壁が待ち受けているかもしれない。また或いはその先に、夢のように鮮やかで美しいお花畑が広がっているのかもしれない。
これから起こることは誰にも分からない。
群れを離れることを決意した彼女たちの心境は、緊張感と不安感で一杯のはずだ。
それでも彼女たちは一人旅を始めることを決して厭わない。
迷いながらいばらの道を真っ直ぐに進むことを決して厭わない。
それは彼女たちの中に、果てることのない大きな夢があるから。
そして彼女たちが夢を追い続け、戦い疲れた時に戻ってくるべき場所をちゃんと知っているからだ。
彼女達が戦い疲れた時に帰る場所、それが 『 モーニング娘。 』 だ。
凶暴な敵が目の前にいれば共に力を合わせて戦い、断崖絶壁があれば手を取り合って仲間を助け、お花畑が広がっていればその感動を共に共有出来る仲間たちがいる場所
―― 『 モーニング娘。 』。
戦い疲れた時、道に迷った時、彼女たちはきっとこの場所に戻ってくることだろう。
疲れきった彼女たちの心を、かつての仲間たちは温かく迎え入れてくれるに違いない。
『 モーニング娘。 』
―― それは彼女たち一人一人にとっての、心のふるさと。
彼女たちは自分のふるさとが、いつだって彼女たちの帰りを温かく待っていてくれることを知っている。
だから彼女たちは、例え一人ぼっちになっても決して笑顔を絶やさないで歩き続けることが出来る。
そして彼女たちの帰りを待つ14人の仲間もまた、最高の笑顔を浮かべながら仲間たちの帰りを待つ。 一人旅を続ける彼女達がずっと笑って過ごせるように、14人の仲間は最高の笑顔を絶やさずに彼女たちの一人旅を温かく見守り続ける。
グループでの活動。
そしてソロ活動。
様々な苦悩や困難は確かにある。
寂しさや苦しさに負けそうになる時もある。
それでも......
彼女たちの頭上に広がる空はどこまでも、果てしなく青い
―― 。
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そうなんだよなぁ...多分そういうことなんだよ。
あぁ...ゴメン...。自分で書いててなんか泣けてきた。
ミニモニもあんなことになっちゃったしね...切ねぇよ...なんかすっごく...
( グスッ... ) あ、
( フキフキ ) あとね、12曲目の 『 YAH!愛したい! 』 は凄くいい曲だなぁと思った。
リリパットのテーマ曲だったらしいんだけど、オイラTINTINの最終回をたまたま見る機会に恵まれて
( 何となぁくTVつけたらやってたってやつ。これがホントの、たまたまTINTIN ) この曲はその時に初めて聞いたんだけど、いいねなんかこれ。
前向きな菓子
( ってどないやねんっ! )、前向きな歌詞の中から感じられる儚さ、諸行無常のイビキ
( ってどないやねんっ×2! )、諸行無常の響きがほのかに感じられてなんだかとっても切ねーのれす。
諸行無常。悲しい。でも前向き。だから前向き。
...これって人生だよなぁ。うん。
つんく兄さん、いい仕事してマス・カラス。
うん、音とビジュアルをオーバーラップさせると、結構おなか一杯だな今回のアルバムに関しては。
うんうん...うんうん......
( グスッ ) うんうん.........
お前らサイコーだよ。