4年に1度の統一地方選挙が、去る4月27日に行われました。
選挙期間中というのは、とにかく朝から晩まで騒がしかったですよね。
候補者を乗せた選挙カーが昼夜を問わず街中を走り回り、街はある種騒然とした雰囲気に包まれました。
選挙カーといえば、連想されるのはウグイス嬢なわけなんですが、あの方たちも大変ですよね。
声を張り上げて候補者の名前をただ延々と連呼しまくるだけの作業を強要されるわけですから、様々な気苦労も多いはずです。
しかしウグイス嬢が声を張り上げて頑張れば頑張るほど、その頑張りとは反比例する形で、ウグイス嬢の甲高い声は有権者にはとかく疎まれがちです。
「 朝っぱらからウルセーな。 」
「 うっせーな!XXXXには絶対投票しねえゾ! 」
折角のお休みの日に、朝っぱらからあのテンションでまくしたてられては確かに頭にきちゃいますよね。
しかも、ただ単に名前だけを連呼されても、その候補者本人の口から意欲なり政策なりを聞くことが出来ないと、なかなか一票を投じようという気持ちにはなれません。
街頭演説などに出かけて、候補者の生の声を聞こうとするぐらいの努力も必要なんでしょうけれど、ものぐさな私たちはそんな機会すらも進んで持とうとはしません。
『 それにしても、この名前を連呼する
だけっていうのはどうにかならんもんかなぁ..。 』
朝方の町に轟くウグイス嬢の声を聞きながら、何とな〜く私はそんなことを考えておりました。
考えること数分
―― 。
『 !! 』
私はある革命的な街宣方法を、ピーーン!と思いつきました。
題して、
『 付録 : 候補者のプチ情報コーナー 』 。
これはどういったものかというと、
候補者の極めて素に近い表情をウグイス嬢が候補者に内緒で密かにピックアップして、リスト化された候補者のプチ情報を、ウグイス嬢が候補者の名前を連呼した後に一口メモ風にそっと添える。
というものです。
例えばこんな感じで...。
【 例1 】
加藤B助、加藤B助でございます。
加藤B助は、
モーニング娘。の石川梨華ちゃんが大好きです。
これだと政治に関心を持たない若年層の注意を、確実にこちら側に振り向かせることが出来ますよね。とくに、この文句を耳にしたヲタなんかは、「 いっちょモーヲタ候補者のツラでも拝んでやるか! 」 なんて気持ちになること間違い無しです。 若年層の投票率の低下を抑止する役割も果たし、こんなプチ情報は非情に有効に作用すると思います。
【 例2 】
加藤B助、加藤B助でございます。
加藤B助は、
チャーハンを作るのがとっても上手です。
家の中にいることが多く、外に出る機会が少ない専業主婦層。「 チャーハンが上手に作れる議会議員 ・ 加藤B助 」。専業主婦層へのアピールはこれでもう十分でしょう。 「主婦の友 ・ 加藤B助」 として買い物帰りのマダムたちによって開かれる ”定例井戸端会議” の議題のトップ項目の座を奪取することはまず間違いないでしょう。
【 例3 】
加藤B助、加藤B助でございます。
腰痛にはマンキンタンがホントに良く効きます。
お年を召した方に対しては、これは非常に魅力的な情報となるでしょう。 「 ふぇ〜〜!そうなのかぁ!これは早速買いに行かにゃあ!! 」 加藤B助が当選した暁には元気な老人が激増!日本人の平均寿命を更に延ばすことは、まず間違いがないでしょう。
ただ単に、「 皆様の力が必要です!よろしくお願いします! 」 とか 「 あと一歩、あと一歩の所まで参りました! 」 とか言われるよりは、こちらの方がはるかに候補者に対する親近感も湧き、ひいては投票率の増加にも繋がると考えるのですがどうでしょうか?
浮動票対策もこれでバッチリ!
代わり映えの無い日本の選挙活動に、革命の嵐が吹く日も近い!( のか? )
...あ、あと 「 それは公職選挙法に抵触するからダメよ。 」 とかいうお堅いツッコミは無しの方向でお願いしますね (^^;
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