2003/03/01(土) 「 分からなかったら電話で聞け! 〜 vol.5 」

『 第5回 こども DENWA 相談室 』


Q. どうして昼の後には必ず夜が来るんですか?ずっと昼のままには、どうしてならないんですか? 小4 ・ おとこ


( ^▽^)<あなたは理科の勉強は好きですか?


こども<うん。結構好きかな。


( ^▽^)<じゃあ、ちょっと専門的で難しい説明になるけど、良く聞いて理解して下さいね。( ← 先生、なぜか今日は自信満々。ポジティブ度 × 2 )


こども<はい。


( ^▽^)<” 1日 ” というのは時間に置き換えると、何時間になりますか?


こども<えと、24時間です。


( ^▽^)<そうですね。では、何故1日は24時間なんでしょうか?


こども<そんなの...昔の偉い人が決めたからじゃないの?


( ^▽^)<うーん、ちょっと違うんですね。地軸を中心にして地球が丸一周するのに要する時間というのが、およそ24時間なんですよ。地球というのは、この地軸と呼ばれる軸を中心にして常に回転しているんですね。これを地球の ” 自転 ” と言います。ここまで分かりますか?( ← 先生、どうやらバッチリ予習してきたらしい。ポジティブ度 × 3 )


こども<はい。なんか聞いたことあります。


( ^▽^)<地球が丸1日かけて一周する間、時間帯によって地球上には太陽の光が届く地域と届かない地域とが生じます。その時間帯というのは国のある位置によって様々に異なるんですけれども、たとえば私たちの住んでいる日本列島というのは、地球の上半分側、北半球にあります。ですから、北半球にある日本列島の部分に丁度太陽の光が当たっている時間帯 = 昼、太陽の光が当たっていない時間帯 = 夜、という風に考えれば、常に回転をしている地球には昼と夜が交互に訪れるということが理解出来ると思います。どうです?分かりましたか?( ← 先生、絶好調!!ポジティブ度 × 10 )


こども<へぇ〜、なるほど。地球って回転してるから昼と夜があるんだぁ。


( ^▽^)<そうですよぉ!今日は勉強になりましたね〜♪( ← 先生、完璧&ご満悦。ポジティブ度 × 15 )


こども<...ん〜、でも、どうして地球って回ってるの?誰がどうやって回してるの?


( ^▽^)<へっ?( ← 先生、なんかヤな予感。ネガティブ度 × 2 )


こども<いや、だからあ、どうして地球は回っているんですか?


( ^▽^)<エッ...え、えと...( パラパラパラ... )。( ← 先生、どうやらカンニングしていたらしい。 )


こども<?


( ^▽^)<《 の、載って無いヨ〜...。 》 ( ← ネガティブ度 × 4 )


こども<ねえ、先生どうして?


( ^▽^)<......!!( ← ここで先生、あるページで何かを発見したらしい。 )




中国人の足・チャリンコ ← (^▽^ ) ( じーーっ )




( ^▽^)<( ...ポツリ... ) ...中国。


こども<エッ?


( ^▽^)<...中国!中国は世界中で一番人口の多い国なんですよ。その人口は約12億人とも言われていて、世界の総人口が約60億人と言われていますから、中国人が世界の総人口に占める割合はおよそ20%、世界中の人々の5人に1人は中国人というわけです( スラスラスラ )。( ← 先生、カンニングしているためか活舌が非常にヨイ。 )


こども<...フムフム...。


( ^▽^)<そして、その中国人の足として世界的にも超有名なのが ” 自転車 ” です。日常生活の至る所で自転車は幅広く利用されています。自転車の存在は中国人の生活とは切っても切れない関係にあると言うことが出来ます。( ← 先生、暴走が加速。 )


こども<...はあはあ...。


( ^▽^)<その中でも朝の通勤ラッシュの時間帯、この時間帯は中国人にとって、もっとも使命感と緊張感に溢れる時間帯となります。( ← 先生、もう誰も止められません。 )


こども<はぁ...?それは、どうしてですか?


( ^▽^)<それは中国の全国民が、その時間帯に一斉に自転車に乗ることが法的に義務付けられているからです。 中国人はその時間帯に自転車に乗らないと、法律で罰せられてしまうのです。( ← ああ、先生...。 )


こども<ヘエ......。


( ^▽^)<さあ、これで分かりましたか?


こども<へ?何が??



( ^▽^)<だからぁ、中国人が自転車に乗っているから、地球は回っているんですよ。



こども<ハイ?


( ^▽^)<私もつい最近知ったことなんですけどね。凄い精神力と結束力ですよね。中国の方々には、本当に頭のさがる思いで一杯です。( ← 先生、詭弁を弄して小学生をだまくらかすことが出来るか?! )


こども<...先生...。


( ^▽^)<はい、なんですか?( ← 先生、ドキドキ...。 )


こども<僕、知りませんでした。まさかそんな風になっていただなんて...。


( ^▽^)<...そ、そうですか!分かってくれましたか! ( ← 先生、上手く行って、ホッ..。 )


こども<真実を教えてくれた先生に感謝の言葉を送りたいんですが、いいですか?


( ^▽^)<ハ、ハイ!どうぞ、どうぞ!( ← 先生、ウッキウキ♪ )



こどもいい加減にしろや、コラ。 ガチャ!プー、プー、プー...



( T▽T)<フェ〜〜...。またやっちゃった...。もう、チャーミーのバカバカバカバカバカぁっ!( ← ネガティブ度 ∞ )


( 解説 : 石川梨華 先生 )


補足 : 「 中国について 」

 正式国名 / 中華人民共和国
 首都 / 北京
 総人口 / 12億人
 国土 / 959万6961平方キロメートル
 その他 / 石川先生が詭弁を力説しておられましたが、実際には中国人の方
 その他 々が自転車POWERで地球を回転させているわけでは決してあり
 その他 ませんので誤解の無いように。( ねえよ!! )


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2003/03/03(月) 「 愛ゆえに抱きしめた 」

『 ハロプロライブSP 』


今回のハロモニは、2003年1月2日から始まったハロプロの冬ツアーの様子、及び舞台裏の様子などを放送しておりました。

そこで、今回の放送を見た感想などを一つ。


▽ 《 辻希美が食べ物を食べているだけで、画が持ってしまう不思議 》

コンサートの舞台裏の様子を放送した今回のハロモニ。通路の片隅に置かれた無人カメラの前で、ハロプロの面々が代わる代わる様々な表情を見せてくれます。

鼻歌を歌う人、コスプレに興じる人、お笑いネタを披露する人...サービス精神旺盛なハロプロの面々は様々な小技を披露してくれます。

そんな中にあって、カメラの前で 『 ただひたすら食べ物を食うだけ 』 という暴挙を展開したお人がおられました。

ご存知、辻希美さんです。

通常であれば、一言も言葉を発することなく食べ物を頬張り続けるだけの画なんて、放送に耐えうるはずもありません。その食材の味なり、感想なりを述べることによって初めて、その食べ物を口にした人と、TVの前の視聴者の間に共通した話題、コミュニケーションが成立するのです。

しかし辻さんの場合、カメラの前で食べ物を食べて、悦に入って自己満足の微笑みを浮かべているだけで、それを見た視聴者は何故だか幸せな気分になってしまいます。

『 辻ちゃん...おいしいんだろうなぁ...。幸せそうだなぁ...。 』

言葉を超えたコミュニケーション。 感覚的に伝わってくる幸せな雰囲気というのが、きっと視聴者のツボを刺激するのでしょう。

素の振る舞いで周囲を幸せな気分にさせてしまう辻さん。彼女にはやはり、『 癒し 』 という天賦の才能が備わっていると言うことが出来るでしょう。


▽ 《 吉澤ひとみが醸し出す、異次元ワールド 》

これも無人カメラ前での小技に関することなんですけれども、今度のターゲットは吉澤ひとみさん。

彼女の繰り出す小技というのは、一言で言えば、”顔芸” なんですけれども、彼女が顔芸を繰り出した直後というのは、ある種独特の雰囲気が周囲を支配して、ごく自然発生的な笑いが生じることが多いんですよね。

この笑いの起こり方は何なのか、と、ちょっと考えてみたんですが、恐らく彼女は、その場の空気を読み取って、巧妙に操っていく才能に非常に長けているんじゃないかと思うんですよね。トーク番組などでも要所要所で彼女が発言をする機会というのは多いような気がしますし、彼女のトークに対しては司会者も思わず耳を傾けてしまう、という場面が数多く見られるのは、このような才能に起因している部分というのが多いのではないでしょうか。

そしてさらに彼女には、緊張感と虚脱感を巧みに織り交ぜることの出来る、独特の表現能力が備わっていると思います。表情や声のトーンの切り替えの速さ、不自然な印象を一切感じさせずに目まぐるしく移り変わる彼女のキャラクター。 力を入れるポイントと抜くポイントを、彼女は非常に良く理解していると私は思います。

彼女がよく行う単純な顔芸や雄叫び。 ただそれだけのことで、あれだけ周囲に笑いを振りまくことが出来るというのは、先に挙げた彼女のパーソナリティーが複合的に絡み合い、有機的に作用して場の空気を支配するからなのではないかと思います。

こうやって考えてみると、彼女の笑いの世界の対極に存在するのは石川さんが醸し出す笑いの世界なのかもしれませんね。

『 いしよし 』、見事にバランスがとれております。


▽ 《 松浦亜弥のパフォーマンスの圧倒感 》

さっきまでとは打って変わって、こちらはライブ映像を見ての感想です。

松浦さんのライブ映像。 ...正直なところ、そのパフォーマンスは圧倒的でした。

特に、『 The 美学 』 を熱唱する松浦さんは、貫禄じみた雰囲気すら漂っておりました。今やハロプロ内部でも一、二を争うパフォーマンス性の高さを身に付けていると言っても決して過言ではないでしょう。

彼女の強さというのは、会場全体を瞬時に自分の味方にすることの出来るキャラクターを持ち合わせていること。そして味方につけた会場全体の勢いに、迷うことなくその身を任せてパフォーマンスをやり遂げる勇気と実力を、彼女が兼ね備えているという点に集約されると思います。

松浦さんには、まさに 『 芸能人 』 としての天賦の才能が備わっていると言うことが出来ると思います。

「 さすが! 」 の一言です。


▽ 《 ライブの様子をTVで放映することの意義 》

TV番組等で今回のようにライブ映像を放送するのは、非常に有効であると私は思います。普通の歌番組の尺では伝わりきらない楽曲の完成度の高さ、ダンスの躍動感、そして何よりもメンバー一人一人の非常に活き活きとした表情。 それらを総合して生まれるパフォーマンスの完成度の高さ。 そしてライブ会場全体を包み込む一体感と幸福感。それら完成されたエンターテイメントをTVという媒体を通して、目にすることが出来るというのは、既存ファン層へはもちろんのことなんですが、たまたまTVを目にしていた一般層へのアピールというのも非常に強く働くと思うんですよね。

特に今回の放送の中でのモーニング娘。のパフォーマンスの完成度の高さは、折紙付きの素晴らしさです。そこにはもはや、『 単なるアイドル 』 としての、ではなく 『 本物のアーティスト 』 としての風格すら感じられます。

モーニング娘。が芸能界という世界の中に自らの居場所をしっかりと確保した瞬間。 それは取りも直さず、偶像を超えた、実在性の極めて強いアイドルが誕生した瞬間でもありました。もはや彼女たちは、偶像という観念的な存在としてではなく、しっかりとしたパーソナリティを備えた一人の人間として、私たちの中で認識されている、と言うことが出来ると思います。

「 愛ゆえに抱きしめた 」

―― 私たちが、他人が口にする『 愛 』という言葉を耳にした時に持ちがちな、観念性だけが強くて表層的で薄っぺらい印象というのがこの文句の中にはあまり感じられなくて、逆に、奥行きの深さと物語性を確かに見出すことが出来て、現実的な言葉として私たちの心の中に熱く伝わってくるのは、実在性という名のパーソナリティー色が極めて強い娘。たちが心を込めて歌っている、という点に起因する所が大きいのではないでしょうか。


私は今回の放送の中に、確かな可能性を見出すことが出来ました。

ハロプロがいつまでも色褪せることなく、私たちの心の中に直球で入り込んでくる不思議。それは ” この世の奇跡 ” とすら呼んでも差し支えない類のものであると私は感じております。

今後も進化を続けるハロープロジェクト。 まだまだ彼女たちの熱い物語は終わらないようです。

それでは、今日はこの辺で。


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2003/03/05(水) 「 涙 」

『 タンポポ編集部 OH−SO−RO! 』 ( DJ ― 石川 & 紺野 & 新垣 )


<< ああ、卒業 >>

季節は卒業シーズン。今回の放送では、タンポポの面々が卒業に関する思い出話などを語りました。冒頭は、在校生に扮した石川さん・紺野さん・新垣さんの三人が、卒業生に対して送辞を読み上げるシーンから始まりました。


紺野:「卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。」


 ( おめでとうございます。 ) ← リフレイン。


新垣:「楽しかった思い出が、胸の中を駆け巡ります。」


 ( 駆け巡ります。 )


石川:「皆で頑張った運動会。」


 ( 運動会。 )


紺野:「石川さんの作った、ベタついた焼きそば。」


 ( ベタついた焼きそば。 )


石川:「いやチョット、何ソレ?」


新垣:「フラフープとか、変な運動だけ得意で。」


 ( 変な運動だけ得意で。 )


石川:「いや、別にフラフープとか変じゃないから...。」


紺野:「キショいと呼ばれて、喜ぶ笑顔。」


 ( キショい笑顔。 )


石川:「いや、あいだ省かないでくれる。」


新垣:「今日でお別れですね。」


石川:「っていうか、私とお別れすんの?」


『 石川梨華、ここにあり。 』

石川さんのキャラって、やっぱこれなんですよね..。『 THE いぢられキャラ 』。もはや先輩のみならず、後輩にまでボコられております。勿論台本通りの進行なんでしょうけど、どこまでが演技で、どこまでが本気なのか、判断のつかないような場面が多々あります。

石川さんはやはり、いぢるよりもいぢられる方に喜びを感じるんでしょうね。 で、紺野さんとか新垣さんは、石川さんがいぢられることに何よりも喜びを感じていることを知っているし、石川さんをいぢるという行為自体も、当人が結構楽しんでやっているんでしょうね。

『 需要と供給 』 ― この二つのバランスが見事に釣り合って、自虐的な笑いというのは構築されるんですねぇ。いやあ、勉強になります。( ← 何の? )


番組は進んで 『 先程のお返し! 』 とばかりに、石川さんがこんな風に曲の紹介を始めます。


石川:「まずはこの曲からスタートです。モーニング娘。で、『 紺野あさ美のポッコリ胃下垂島 』。」


紺野:「おい、違うだろ!」


石川:「あ、失礼しました。」


紺野:「違うでしょ、ソレは。」


このノリ結構好きです ただ、自虐ネタを繰り出された時の反応の仕方というのは、やはり石川さんの方に一日の長があるようです。 紺野さん、まだまだです。もっともっと自分をいぢめましょう!( ← 違うような気がする...。 )


新曲 『 胃下垂島 』 ( ← ちゃうちゃう! )が終わると、話題は各メンバーの卒業シーズンの思い出話になりました。

新垣さん ・・ 花束を貰ったり別れを悲しんだりと、しみじみとするイイ感じのお話。

紺野さん ・・ 個性的な友達に関する、これもまた、しみじみとするイイ感じのお話。

石川さん ・・ ワルな男子の感動的な行動に関する、しみじみとするイイ感じのお話。

...石川さん、落ちてないよ!!( いや、別に落とさなくてもいいんですが。 )もう!ちゃんと落とさなきゃダメでしょ、プンスカ!とか、思っていたところ...。


新垣:「卒業の思い出は、あんまりキショく無いですね。普通ですね。」

石川:「イヤイヤイヤ、いつもキショく無いから!」


さすがN( akazawa )の遺伝子を持つ女、新垣さん。抜け目無く石川さんに突っ込みを入れて、見事に落とします。侮れません、新垣さん。もう殆ど、出来る女 ・ 新垣里沙です。石川さんが涙を流して喜ぶので、もっともっと遠慮無くやっちゃって下さい。

ここに、『 いしよし 』 ならぬ 『 いしがき 』 という名コンビの誕生です!!皆さん、拍手を!!( ← いくらなんでも、『 いしがき 』 て...。)


その後、『 バーチャル ・ プチドラマ 』と題して、卒業式の日、もしタンポポの面子が後輩だったとしたら...という設定で各々がミニドラマに挑戦しました。

石川さん ・・ Sweet過ぎます石川さん。思わず伝説の樹の下まで幽体離脱してしまったのは、私だけでしょうか?

新垣さん ・・ さわやか系です。元気の良い後輩って感じで結構良かったです。かあいーですね、この人...。

紺野さん ・・ ほんわか系。食い物ネタを使用していますが、なぁんかヨイです。変に生々しい感じがして切ないです。こ、これってひょっとして... ?!

と、まあこんな感じだったんですけどね...。このコーナーを聞いていて、私は涙が止まりませんでした。昔の切ない思い出を思い出して?戻らない時間のことを思って?


いいえ、そんな場面になんて一度たりとも遭遇したことの無い自分が、とってもとっても不憫だからです。


第二ボタン?何ですかソレ、美味しいんですか?天ぷらとか唐揚げとかにすると美味しそうですよね?女の子に渡す? 幼い頃から物は大事にしなさいという教育を受けておりまして、あいにく女の子にボタンを渡すという経験はこれまでにしたことがございませんが、何か?! ( ← 落ち着けよ...。 )


今回の放送を聞いて、若かりし日の自分の姿を回想することが出来て、私は本当に切ない気持ちになってしまいました。たまには過去を振り返ってみることも、結構必要なことなんだなぁ、なんて思ってしまいました。

『 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。 』

時間というのは際限なく流れ去って行きます。私たちはその時間が限られているからこそ、ジタバタと足掻いて、前に進もうとする求心力を得ることが出来るのでしょう。

娘。が私たちの時間に、そして私たちが娘。の時間に、お互いに作用しあって素敵な時間を彩ることが出来たならば、それはとてもとても素晴らしいことだと思います。

そして時が流れて、笑顔のうちに過去の時間を振り返ることが出来たなら、私はいつまでたっても笑顔を忘れることなく、生きて行けるような気がします。

是非そんな時間を、娘。たちと形作って行きたいものです。

ではでは、今日はこの辺で。


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2003/03/07(金) 「 移ろい行くもの 」

『 矢口真里のANN SUPER! 』


冒頭のフリートークのコーナー。OFFの日を利用して、初めてエステに挑戦したという矢口さん。ところがこのエステというやつが、ジェルを付けてのバリバリに体が痛くなるマッサージあり、低周波治療器風の振動する器具を内蔵したタオルで全身をぐるぐる巻きにされ、器具の電源ONでクソ暑い部屋に30分間放置されるという放置PLAYありと、本人が当初想像していた以上にハードな内容だったようです。

しかも処方中は満足に水分を取ることも出来ないらしく、当人は全体を通して 「 拷問だー! 」 という感想を持ち続けていたようです。

しかしこれ、荒療治です、危ないです、そりゃ痩せます。

恐らく矢口さんの脳内では、

『 エステ 』 ≒ 『 楽して痩せられる 』

という図式が成り立っていたのだろうと思います。男性である私も同じような感覚でおりました。しかし、エステの実態というのはこうだったようです。

『 エステ 』 ≒ 『 格闘家のワークアウト並みにハード 』

「 キレイになるには努力が必要。でも続かないかなぁ。 」 という感想を矢口さんは持ったようです。確かにエステは楽に痩せられてナンボ、辛いんであれば自分で食事制限や運動をした方がお金もかからないし、即効性もありそうです。

よってワタクシ、ボクササイズ用品一式を、早速矢口さん宅に送りつけてやろうかと思います。矢口さんの住所を知っておられる方は、速やかに powa powaさんまでご連絡下さい。ええ、是非。(^^;


さて、番組は進み、3月26日発売となるモーニング娘。通算5枚目のアルバム 『 NO.5 』 の話題に触れる矢口さん。

エネルギッシュな感じ、切ない感じ、かっこいい感じ、かわいい感じ...色々なモーニング娘。のカラーが出たアルバムに仕上がったと述べる矢口さん。

今回のアルバムで保田さんが娘。としてアルバム作成に参加するのは最後となるのですが、ここでこのアルバムのラストに収録されているという曲がかかりました。

「 卒業旅行 〜 モーニング娘。旅立つ人に送る歌 」

というタイトルのこの曲は、保田さん・矢口さん・石川さんが今年始めに一緒に行ったという温泉旅行の話を元にして、つんく♂氏が作成した曲だそうです。

この曲を聞いて、つんく♂氏の ” 親心 ” が非常に強く伝わってくる曲だなぁ、と私は感じました。


これまでの楽曲が、あくまでもCDを買うファン層 ・ お客様に対して最大の意識が注がれているのに対して、ここまでハッキリと愛情のベクトルが娘。たちに真直ぐに向けられている曲というのはこれまでになかったような気がします。ここまで娘。たちを賞賛した曲を作成するということは、つんく♂氏の中で何かしら思うところがあったからなのではないか、なんて思ってしまいます。

状況というのは日々変化して行くものですからね....。娘。たちを取り巻く環境というのもまた、これまでがそうであったように、やはりこれからも激しい変動にさらされながら、急進的に移ろって行くことになるのでしょうね...。


【 矢口真里の大いなる発見辞典 】

▼ 「 カンチョーは犯罪 」 【かんちょー ・ は ・ はんざい】 (意味深長)

(1) 辻希美と加護亜依が日常の挨拶程度の気持ちでモー娘。の他のメンバーに対して行っている、 『 カンチョー 』 という行為が、実は刑法上では 『 暴行罪 』 に相当するというリスナーからの情報を聞いた矢口真里が知った衝撃の真実。「 じゃあ辻ちゃんとか加護ちゃんを訴えれば、30万円の罰金か2年間牢屋に入れられちゃうの? 」と、『 いざとなったら。 』 とも取れる意味深な発言をする矢口真里。辻希美 ・ 加護亜依ファンの人間は、今後の矢口真里の言動からは目が離せないところであろう。

《参考資料》 「 刑法 」 第4章 第208条

暴行を加えた者が、人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。


▼ 「 藤本のツッコミは速い 」 【ふじもと ・ の ・ つっこみ ・ は ・ はやい】 (危惧)

(1) 先週この番組にゲスト出演した藤本美貴のツッコミを評して、矢口真里の口から発せられた言葉。藤本美貴のツッコミを体感した矢口真里は、「 さまぁ〜ずの三村風の突っ込みだ。 」、という印象を強く持ったらしい。 「 藤本のテンションで番組をやったら、自分は2時間は持たないだろう。 」 というのは、この日の矢口真里の談。


▼ 「 保田圭は凄い 」 【やすだけい ・ は ・ すごい】 (モロ出し)

(1) 短パンを履いてメイクをしていた保田圭が、見せパンどころか半ケツをさらしている場面を矢口真里が目の当たりにし、その場で保田圭に注意を促したにも関わらず、「 あ、うそ、見えてたぁ〜? 」とサラリと軽く流されたことを受けて、矢口真里が持つに至った感想。ちなみに矢口真里は過去に、保田圭の半ケツを3回ほど拝んだことがあるらしい。


▼ 「 肉とチョコレートは合わない 」 【にく・と・ちょこれーと・は・あわない】 (警告)

(1) 昔からハンバーグが大好きだった矢口真里が、かつてテレビ番組に出演した時に、 ” チョコレートフォンデュ ” と称してハンバーグにチョコレートをかけて食べてみたところ、これが激マズで、その超ド級の不味さがトラウマとなって、大好きだったはずのハンバーグが全く口に出来なくなってしまったという出来事を受けて矢口真里が思わず口にした一言。


....矢口さん...いくらなんでも肉にチョコレートは無いよ...。ご飯にチョコレートなら、私も経験がありますけどね...。( ← それもどうかと思う。 )

無論これも激マズでした。良い子の皆さんは決して真似をしないで下さいね。 ( ← しねえよ!! )

では、今日はこの辺で。


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2003/03/08(土) 「 それは一体? 」



( ^▽^)< 取り乱していたしました。



...小学校の国語の先生は、君に一体何語を教えたというんだ?




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2003/03/11(火) 「 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 」


『 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 』

〜 入手方法のご説明 〜


2月26日の日記に登場以来、一部のMr.children( ガキオヤジ )を中心に大きなムーブメントが巻き起こっていた、『 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 』。

連日連夜、問い合わせの電話が殺到し、負荷に耐え切れなくなった電話回線がパンクする等、その騒動の様子はニュース番組などでも大々的に取り上げられておりましたので、既にご存知の方も多いことでしょう。


『 夜眠りにつく時に、石川梨華ちゃんに側にいて貰いたい。 』

『 眠る時だけでなく、四六時中、石川梨華ちゃんを感じていたい。 』


そんなあなたの思い、私共も猛烈に共感して余りあるところであります。彼女の神々しいまでの輝きを享受したい!優しい微笑みで傷ついた心を癒されたい!そんなふうに日々思っている、そこのアナタ!!アナタ様に朗報ですっっ!!!

当社独自の最新鋭システムを利用すれば、ナナ、ナント、『 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 』 が今すぐアナタの目の前に!

アナタの崇高な理想を1ミクロンたりとも崩すことのない、写実的な美しいフォルム。そして、その質感に至ってもアナタ様を落胆させるようなことは決してございません。

まさに前衛的、且つ、実用的な要素を多分に含んだ至高のアイテム ・ 『 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 』。

それではお待ちかねの、入手方法に関しての説明を始めましょう。

『 石川梨華 等身大写真付き 抱き枕 』 の入手に関しましては、先に触れました ”当社独自の最新鋭システム” をお客様にご利用して頂く形をとります。この最新鋭システムは、開発に3年もの月日を要しました。その甲斐もあり、現在の利用者数は日本全国で2000万人とも3000万人とも言われております。

老若男女を問わず、非常に多種多様な方々が当社のシステムをご利用なさっております。おかげさまで苦情 ・ 返品などの発生件数も、システム稼動以来1件たりとも発生しておりません。まさに夢のような理想のシステムであると、当社の社員一同、100%の自信を持ってお客様にお勧めいたします。

それでは早速、当社のシステムの詳細な説明の方へと移らさせて頂きます。必要な時には、メモなどを取って頂いても一向に構いません。お聞き逃しの無いよう、ご注意下さい。では...。















上のマブタと下のマブタを仲良くくっつけて、アナタが一番お気に入りの表情とポーズをとっている石川梨華ちゃんの等身大写真付きの抱き枕がアナタの側にあると 想像( 妄想 )して下さい。 以上。


※ 上記のお話を1ナノメートルぐらいでも信用し、期待して読んで下さっていた方 ( 仮にもし、いたとしたら )、ゴメンチャイ


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2003/03/12(水) 「 想い、そして紡ぎだされる物語 」

『 タンポポ編集部 OH−SO−RO! 』 ( DJ ― 石川 & 紺野 & 新垣 )


<< THE デート >>

タンポポの面々が、一般の人たちがしているデートの実態に迫ったり、自分が理想とするデート像を語ったりするコーナー。

日頃から仕事やレッスンに追われて、なかなか自由に出来る時間が取れない娘。さん方。そんな彼女たちが、日頃したくともなかなかすることの許されない 『 デート 』 に関する話をするんですから、勿論今日はいつもとテンションがちょいと違います。

冒頭から、

テンション下がりっ放し

 ↓

投げ遣り感が漂う

 ↓

リスナーからのデートに関するお便りを読む

 ↓

激しくムカツク!

 ↓

でもやっぱ、羨ましい...

 ↓

開き直り♪

このような感情の変遷を、エンドレスにリフレインすることとなります。


さて、そんな殺気が漂う中で番組は進み、『理想のデート』 と題して、三人がそれぞれ理想とするデートのイメージを語りました。と、三人が理想のデート像を語る直前に、石川さんがこんな一言を。


石川:「まあ急にね、デートって言われてもイメージが浮かばないじゃない?まあ、相手はトム?トムのクルーズだと思って。愛しのトム、みたいな。」


石川さんの好きなタイプは、どうもやはり ” トム ・ クルーズ ” らしいです。全くどこがいいんですかね!

圧倒的に顔が良くて、自分自身が映画制作に携わるくらい頭が切れて、スタント無しでアクションシーンに臨むくらい運動神経が良くて勇気があって、1作品ウン十億円とかのギャラを貰う超リッチマンで...。

...そりゃま、惚れますわな...。ハァ...オイラも来世こそは頑張ろ....( ← 超後ろ向き発言 )。


ま、それは置いといて、三人が抱く理想のデート像をここにまとめてみましょうかね..。それではまず、最年少の新垣さんから。

《 新垣さんの理想 》
ディズニーランドで色々な乗り物に乗って

 ↓

ぬいぐるみを買ってもらって

 ↓

服を褒めてもらいたい


新垣さん、歳相応という感じがして非常に好感が持てます。やっぱり好きな人とディズニーランドに行きたいというのは、年齢に関係なく女性共通の願望であるようですね。

早速私も明日から、髪型をミッキーヘアに変えて舞浜駅周辺を鼻歌を交えながら練り歩いてみたいと思います。是が非でも一緒に参加したいという方は、こちらまでメールを!(←コラコラ、メールを募集しないっ!!)


続いて、紺野さん。

《 紺野さんの理想 》
二人で札幌の雪祭りに行って

 ↓

ファーストフード店での何気ない会話を楽しんで

 ↓

露店の指輪なんかを買っちゃって

 ↓

寒いけど二人でいるから温かい、みたいな感じで

 ↓

帰りは自転車に二人乗りして、後ろから ” ギュッ ” なんてしちまう


紺野さん...何気にリアルテイストな願望という感じがします。これもまた歳相応な感じですね。当たり前のことなんですけど、こうして見ると紺野さんもやっぱり普通の女の子なんだよなぁ、なんて改めて思ってしまいます。

特に最後の 『 二人乗りして、後ろから彼をギュッと 』 の件は、紡木たくの名作 『 ホットロード 』 を髣髴とさせるような( ← しかし古いな、これも...。 )、切なさに満ち溢れております。さすが紺野さんって感じですかね...。

年齢の割には結構現実的なイメージを持っている二人に対して、御歳18歳、三人の中では最年長の石川さんはどうか、と言うと...。


《 石川さんの理想 》
前日はドキドキして、「明日何着て行こうかな」とか散々迷っちゃって

 ↓

緊張で眠れなくて目の下にはクマ子ちゃんが出来ちゃったりして

 ↓

オープンカーで海に行ってキャンプをして

 ↓

スキューバや釣りを楽しんで、釣れたはいいけど、「やーんハリから魚がとれない」みたいな感じで甘えちゃったりして

 ↓

山でキノコとか採ってきてバーベキューなんかして

 ↓

夜になって満天の星空の下、「俺があっためてやるよ」とか言って、彼が着ているジャンパーを私にかけてくれるの


...有り得ません、石川さん。

三人の中で、ダントツの有り得なさです。オープンカーで 『 海 』 に行っているにも関わらず、何故か 『 山でキノコを採って 』 とか言っている辺り、さすが石川さんです。

当然この海と山との位置関係に関する疑問が紺野さんと新垣さんから挙がるわけですが、そこは我等が石川さん、


石川:「海もある、山もある。ほら、サバイバーみたいな感じ?」


と一蹴します。 どうやら石川さん、サバイバル生活に飽くなき憧れを抱いているようです。彼氏と一緒に海に行って、どうしてもキノコを採取したいようです。石川さんワールド、健在です。


続いて、リスナーから寄せられた理想のデートを、タンポポの面々がラジオドラマ風に実演するというバーチャルデートのコーナーが繰り広げられます。

遊園地でのデートの模様を切なく語る新垣さん。公園でのデートの模様を活き活きと語る紺野さん。なかなか良い出来だったのですが、新垣さん・紺野さんの演技を見守っていた石川さんは溜息混じりに、


石川:「やっぱりね、みんなデートっていうのをね、全然分かってないです。」


と、自信満々でダメ出しをします。

このサイトに来られている方々というのは、当然石川さんファンの方だと思われますので、石川さんのバーチャルデートのパートをここに忠実に再現してみたいと思います。妄想度 & 彼氏にナリキリ度250%で読んでみて下さいね。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

( BGM : 切なげなオルゴールの音が静かに流れ出す )


「早く早く。」


今日は梨華と初めてのデート。なのにさっきから梨華の買い物に付き合わされてばかりで、これじゃデートと言うよりただのお守り役だ。


「ねえねえ、こっちのピンクのと、こっちの黒いの。どっちが似合うかなぁ。」


楽しそうに、春物の服を合わせてみせる梨華。俺にしてみたらどっちでも一緒だ。


「うーーん。やっぱり大人っぽく黒にしようかな。その方がいいよね?...いや、やっぱりもう一軒見てからにしよ!」


ええっ...。まだ買い物するのぉ?

...結局そのまま三軒のお店を見て回り、いい加減疲れたところで 狭い路地を入った所にある階段に座って缶ジュースで休憩。

ああっ...疲れた疲れた。


「あっ、そうだ、さっき買った袋見せて。」


突然ショッピングバッグの中を探り出す梨華。やっぱり気に入らないから返品に行く、なんて言い出すのかなぁ。

おいおい勘弁してくれよ...。もう歩けないって...。


「あ、あった〜。ハイ、これ...プレゼント。」


と、小さな包みを取り出す梨華。言われるままに開けてみると、そこには銀の指輪が入っていた。


「それ...初デートの記念。これから私と会う時は、ちゃんと着けててね。失くしたりしたら許さないから。」


呆気にとられる俺の手を引っ張って、立ち上がる梨華。


「そうだ!この近くに可愛いお店あるんだぁ。さ、休憩終わり。行こっ!行こっ!」


俺の手を握り、ドンドン先を歩いていく梨華。繋いだ手の指にはいつの間にはめたのか、俺にくれたのと同じデザインの指輪が輝いていた。

( 終了 )


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


石川:「サイコーだね。自分サイコー!自分サイコー!」


石川さん、自分の演技を自画自賛です。 演技力に優れる芸能人数あれど、これほどまでに自分自身の演技を賞賛する人というのも、それほど多くは無いでしょう。

初めての主演映画に挑戦中ということもあり、己の士気を鼓舞しようと躍起になる石川さん。まったくもう、そんな石川さんなんて......大好きです ( ← またこれかよ...。 )


そうなんだよなぁ...。 今頃、石川さんは撮影の方頑張っているんだろうなぁ...。そう考えると、自分ももっともっと頑張らなくてはいけないなぁ、なんて気持ちになってしまいます。

...石川さん、体に気をつけて映画の撮影のほう本当に頑張ってね。私も陰ながら応援させて頂きます!ガムバレっ!


ではでは、今日はこの辺で。


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2003/03/14(金) 「 涙 〜 幾千の星の瞬きと共に優しく舞い降りる真心 」

『 矢口真里のANN SUPER! 』


今回は、いつもと順番をちょいと変更して、まずはこちらの方からどうぞ。


【 矢口真里の大いなる発見辞典 】

▼ 「 梨華ちゃんの顎は出てない 」 【りかちゃん・の・あご・は・でてない】 (兵器)

(1)アントニオ猪木と石川梨華のアゴの出方を比較した末に、矢口真里がたどりついた結論。使用法を誤ると、クロスカウンター並みの破壊力を持って相手に壊滅的なダメージを与えうる、殺傷能力の高い恐怖の言葉。

 《 使用例 》

 (〜^◇^)<梨華ちゃんの顎は、そんなに出てないよ。

 ( ^▽^)<ホントですかぁ!矢口さん。

 (〜^◇^)<うん。アントニオ猪木さんに比べれば、梨華ちゃんの顎なんて全然..。

 ( T▽T)<......(涙)。

 類:「 梨華ちゃんのホゲは出ていない 」


▼ 「 オイラは天然ボケらしい 」 【おいら ・ は ・ てんねんぼけ ・ らしい】 (自覚)

(1) モーニング娘。内では、名ツッコミ役として名を馳せている矢口真里。しかし、レコーディング中にプロデューサーのつんく♂から、 「 実は矢口は天然ボケなんだよ。お前がツッコミをやっているのは、周りがボケ過ぎているせいなんだ。多分お前、ソロになったら天然ボケだぞ。 」 と評されたことが原因となって、矢口真里が辿り着くこととなった真理。

〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、この日の矢口さん。冒頭から異常にテンションが高いです。もう ”テンションが高い” というメーターすら振り切って、かなりの暴走状態です。

いつもであればセリフを噛んだ時には、照れ隠しにケラケラと笑い、もう一度同じセリフを言い直すことが多いのですが、この日の矢口さんはセリフを噛もうが呂律が回らなかろうが、そんなことは些細なことと言わんばかりに、ガンガン突き進みます。

まあ言ってみれば、軽〜く 『 壊れてる 』 んですよね。

何を言おうが、周囲の目も気にせずに ” オリャっ! ” って感じです。

いつもとは明らかにテンションの異なる今回の放送を聞いていて、私は何だか矢口さんのことが心配になってしまいました。

自分の喋っている言葉に、整然さが失われている今日の矢口さん。

そんな彼女の様子を訝しく思っていたその時、私の頭の中をある言葉が不吉な影を落としながら通り過ぎて行きました。


そう状態 』


自分の言葉に、もはや歯止めが利いていない様子の矢口さん。過酷なスケジュールの影響でもの凄くストレスが溜まっているとか、人間関係が上手く行ってないとか、そしてそれらの反動がこんな形になって現れているんじゃないか、なんて思ってしまったわけですね。

『 躁 』 という言葉の存在自体は知っていましたが、その症状の詳細までは把握していなかった私。私は躁状態の定義や症状などをWeb上で調べてみることにしました。

― そしてWeb上を検索して導き出された答えに、私は愕然としました。


『 躁状態 ( そうじょうたい ) 』

気分が高揚して意欲の亢進 ( こうしん )や思考の促進がみられる精神状態。爽快感があり、多弁で話の内容は誇大的、時に観念奔逸がある。活動性は高まるが行動に統一性がなく抑制がきかない。躁鬱 ( そううつ ) 病の典型的症状であるが、身体疾患や アルコール酩酊状態 でもみられることがある。

『 観念奔逸 ( かんねんほんいつ ) 』

考えの進み方が早く、次から次へと連想が起こるが、結びつきは表面的で語呂合わせや単なる言葉の関連のみで統制がなく、話は次第にわき道にそれてしまう。ひどい場合にはまったくまとまりがなくなり、 観念奔逸性錯乱となる。 この観念奔逸は躁状態や 酩酊時 にみられる。


そか、そゆことなのか、矢口さん...。

幾ら成人になったからといって、全国ネットで アルコホリック放送 はいけませんYO!

とーさんかーさんはあなたをそんな子に育てた覚えはありませんYO!プンスカ(怒)!


( ここから一転して、ちょっとマジメな話になります )

...オッシャ、バカオチがついたところで、次は 『 矢口真里の大いなる発見辞典 』 の方に...なんて私が思っていた時でした。


矢口:「さて、CMの後、ちょっと大きなお知らせありますので、そのまま聞いてて下さい。」


先程までとは打って変わった落ち着いた調子で、矢口さんはそう語りました。

矢口さんの明らかなテンションの変化に、私は言い知れぬ不安感を覚えました。

そしてCM明け、矢口さんは静かに、こんな風に語り始めます。


矢口:「さて、大きなお知らせなんですけどね...。 じゃあ、言っちゃいます。この春、3月27日の放送を持って、モーニング娘。矢口真里のオールナイトニッポンスーパーは終了します。」


矢口さんの口から発せられたのは、番組の終了宣言でした。

DJを担当した2年間を振り返り、番組スタート当初の自分の気持ち、今まで支えてくれた人々に対する感謝の気持ち等、これまでにあった色々なことを振り返り、しっかりとした口調でそれを切々と語り続ける矢口さん。

しかし ―


矢口:「2年間、長い間本当に応援してくれた皆さん、ありがとうございました。2年間本当にいろんな人に会えたし、本当に皆さんが優しくしてくれたことが...」


この台詞を言っている途中、矢口さんは張り詰めていたものがプッツリと切れてしまったかのように、静かに嗚咽を漏らし始めました。

何とか泣くことを止めて放送を続けようとする矢口さん。 しかし、その涙は容易に止まることはありませんでした。

彼女は涙を流しつつも、リスナーに対して、涙を流したことに対する謝罪の言葉と、今までの感謝の気持ちを述べます。

彼女の言葉というのは、場の空気を的確に捉えた、そして自らの心情を脚色することなくストレートに表現した、非常に真直ぐで熱い言葉なんですよね。

だからこそ彼女の言葉の中には、我々の胸にガツンと響く何かがあります。

そしてその響きの中に、我々は共に共有することが可能な、ある特殊な感覚というものを見出すことが出来るようになります。

今日の放送の彼女の異常なまでのテンションの高さというは、寄せては返す波のように自らの胸の内に去来していた ”寂しさ” を打ち消すための、彼女なりの必死の抵抗だったんですね。

ごめんなさい矢口さん。

オモロイ日記を書こうと思っていて、オフザケ方向に持っていこうかと思っていた私がバカでした。まさか、こんな結末が待ち受けていただなんて、私は予想もしていませんでした..。

高すぎるテンションは悲しみの裏返しだったんですね。

矢口:「最終回とかお別れとか卒業とか、もう・・ホントやだ。このまま変わらないのが一番なんですけどね。春ってヤダ。春って切ない。」


番組の最後に漏らした彼女の一言が、私の胸の奥に、また ” ズンっ! ” と重々しい音をたてて響き渡りました。

最後の言葉は、ラジオ番組の終了に伴う寂しさからだけ来る言葉ではなく、目まぐるしく変動を繰り返す昨今のハロープロジェクトに対する、矢口さんの懇願にも似た必死の訴えであったのだろうと私は感じています。

あなたはどんな風にお感じしょうか?


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